赤木沢|世界一美しい天空の沢

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赤城沢 - 北アルプス - 週末旅行記

水の多い日本には数多くの美しい渓谷がありますが、その中で1番を決めるとしたら間違いなく赤木沢は間違いなく筆頭候補でしょう。標高2500メートルを超える標高、北アルプスの山々を流れ落ちる清流。遮るものの無い南向きの沢には陽光が降り注ぎ、快適な遡行を満喫できます。ルート上にこれといった危険箇所はなく、少し沢の経験があれば簡単に稜線まで登りつめることができます。難点といえば、入渓地点となる薬師沢小屋までのアクセスと下山にかかる時間でしょうか。可能であれば2泊3日のスケジュールで余裕を持って臨みたいところです。

赤木沢へのアプローチ

赤木沢への入り口になる折立登山口の標高は1350メートル。そこから太郎平小屋まで約1000メートルの標高差を一気に登ります。太郎平小屋からは少し高度を下げながら薬師沢小屋に向かいます。折立登山口から薬師沢小屋までのルートは7時間強。早めに薬師沢小屋に入り、ゆっくりと黒部源流の景色を楽しむのがオススメです。

 

赤木沢遡行

 

朝起きると辺りは霧に包まれていました。青空は見えませんでしたが、午後に向かって天気は回復するとの予報。フリースだけでは寒いくらいの気候の中、入渓。

赤木沢出会までのルートは快適で、道迷いや事故の危険性は感じませんでした。およそ1時間ほど遡行、赤木沢出合に到着した頃には青空が広がり、沢は光に溢れてきました。

赤城沢 - 北アルプス

陽光に照らされた赤城沢 – 2015年8月13日

赤城沢に分岐した直後、唐突に目の前に現れたなだらかな斜瀑。下調べでも何回も目にした光景でしたが、目にした瞬間思わず叫んでしまうほどに美しい光景でした。

2500メートルという標高、白い岩肌、南向きの斜面。周囲の水流を一身に集め、豊富な水量をたたえる赤木沢。森林限界付近の景色が見渡す限り広がり、他の場所でこれほどの景色を見ることは果たしてできるのだろうか?と考えてしまうほど非日常に包まれた絶景です。

赤城沢 - 北アルプス - 週末旅行記

次々に現れる美しい斜瀑

日当たりは良く、ためらいなく水に入りながら遡行を続けます。ほとんどの場所で巻き道は明瞭で、迷う心配はありません。岩のフリクションはよく、直登できる滝も多数あります。

赤城沢 - 北アルプス - 週末旅行記

連続する滝 – 滝壺や岩も美しい

滝壺など水深が深い場所ではエメラルドグリーンの水が高山の強烈な陽光で輝き、これ以上は無いと断言できるほど美しい空間を作っています。周辺の植物も平地とは比べ物にならないほど鮮やかな緑色で、全てが刺激的でした。

赤木沢の大滝

大滝周辺の岸壁

1時間半ほど遡行を続けると、赤木沢で一番落差のある大滝に到着します。明瞭な巻き道が左岸にあり、滝上部までは簡単に登ることができます。大滝を越えたあたりから少しづつ水量が減り、赤木沢遡行の終わりが近づいてきます。

美しい渓谷を楽しみながら遡行を続けると、両岸が少しずつ迫り、源頭部の雰囲気に包まれてきます。右手に2メートルほどの滝が現れたところでそちらに分岐。しばらく歩くと雪渓の出現とともに登山道と合流。

赤城沢 - 北アルプス

帰路を望む – 2015年8月13日

水も枯れ、尾根に出ると登りには見えなかった北アルプスの山々が眼前に広がり、延々と続く尾根を眺めながら帰路につきました。

 

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